どこに行っても暑~い夏。日差しは照りつけ、蒸し暑さに汗が止まらない・・・。
満員電車での通勤や、帰宅途中のイヤな蒸し暑さ。その原因は日本の夏特有の「しつ度の高さ」。しつ度が高いと汗が蒸発しにくく「体感温度の高い」不快な空気の原因に。その他にも、お部屋の臭いや、跡が残って気になるカビも、実はしつ度が原因って、知ってました?
しつ度が高いと、空気中は水分でいっぱい。汗が蒸発しにくくなるので、暑く感じてしまう。
しつ度が低いと、皮膚から汗が蒸発し、お肌はサラサラ。同じ温度でも、体感温度は下がります。
※しつ度100% = その空気に「もう水分を含めない」ということ
蒸し暑く感じてしまうのは、肌から汗が蒸発しないから。この状態で室温を下げてしまうと、冷え過ぎで夏風邪の原因にも。
お部屋のしつ度は時間とともに上昇してしまうので、除湿機やエアコンなどで適度に除湿を続けると、快適な空気を保つことができます。
お部屋の臭いは、壁紙やソファに潜んでいます。でも、壁やソファが湿気を吸い込むと、入れ替わるように、臭いの成分がお部屋に充満!
生乾き臭になりがちな、部屋干しにも要注意!
部屋干しのお洗濯物には、除湿機の風を当てたり、除湿中のエアコンの風を当てることで、早く乾かすことができます。また、壁紙やソファから浮き出た臭いも、除湿機で一緒に脱臭してしまえば、一石二鳥。
就寝前にエアコンを消すと、時間が経つにつれ、寝室のしつ度は上昇していきます。ぐっすり眠りたい深夜になった頃には、蒸し暑さで目を覚ましてしまう、なんてことも。
真夏でもエアコンの電源をOFFにする方は多いですが、寝ている間でも除湿を続けることが、快適な睡眠への近道です。
しつ度がたまるお部屋の隅には、気づいたらカビが・・・。しつ度が高いと、カビが繁殖しやすく、アレルギーの原因になる可能性も。
梅雨時期の押入れなどは、お部屋のなかでも湿気がたまりやすい場所のひとつ。スノコでスペースをつくったり、除湿機から出たしつ度の低い風を押入れに向けて送風することで、湿気の逃げ道をつくりながら、効果的に除湿しましょう。
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